血のジレンマ/吉沢譲治のレビュー・感想 - 競馬初心者のためのおすすめ競馬本・馬券本レビュー実践辞典

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血のジレンマ/吉沢譲治のレビュー・感想

110504 血のジレンマ

馬券に直結する競馬本ではないですが、読み応え十分の競馬血統本です。
日本に渡り大成功を収めたサンデーサイレンス。しかし、その成功はサンデーサイレンス系の凋落を意味をするものでした。
競馬が抱える歴史のジレンマに挑む壮大なスケールのノンフィクション本です。

時間を忘れて読んでしまいました。
サンデーサイレンスの血は増えすぎるが故に、血を奪い合う。
そして、サンデーサイレンスの血が入って、レベルのあがった繁殖牝馬に、
サンデーサイレンスの血を持たない異系の種牡馬が活躍していく。

それがサンデーサイレンスの血が抱えるジレンマです。

サラブレットの血が繁栄し、衰退していく歴史がなぜ繰り返されるのか。
なぜ、牝馬が牡馬を圧倒し活躍するという現象が、世界で起こるのか。

競馬の歴史に挑む、スケールの大きな本です。

アグネスタキオンやアドマイヤベガという
サンデーサイレンスの申し子というべき種牡馬が若くして亡くなりました。
この現象を、血の必然、といった競馬関係者の方が多くいました。

最初、その意味がわかりませんでしたが、
この本を読み納得できました。

サンデーサイレンス種牡馬はその血を持たない繁殖牝馬としか交配できないわけですから、
ある程度SSの血が薄くなるまでは。
なので、繁殖牝馬を奪い合う。
結果、SS系種牡馬は勢いを失う。

それに対して、サンデーサイレンスの血を持たない馬は、
サンデーサイレンスの血を持つ牝馬を一手に引き受けることができる。
キングカメハメハの成功は必然といえるものでした。

個人的に面白かったのは、1流成績の種牡馬よりも、現役は1流半~2流の種牡馬が活躍するのが競馬だということ。
ミヤビランベリやセイクリッドバレーとか、
種牡馬入りして、SS系の牝馬と交配したらすごいことになるんじゃないかと思います。
特にミヤビランベリなんてニジンスキーの血を持ってますから。

SS系の馬とニジンスキーの血は相性がいいですからね。

ミヤビランベリはなんとか種牡馬入りしてほしいと思います。

何度でも読みたい
競馬ノンフィクション本です。
ここは記事下のフリースペースです
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